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2024.07.09

制震システムテクノダンパー

先日、テクノストラクチャーEXについてご紹介いたしましたが

今回はもう少し「制震」についてご紹介したいと思います。

 

「耐震+制震」で2階、3階の床の揺れを低減

 

Panasonicでは、制振装置「テクノダンパー」を採用しております。

地震による建物の揺れは上階ほど大きくなります。

テクノダンパーは建物の骨組みに組み込むことで、地震の揺れを吸収し建物の2階、3階部分の揺れを抑えます。

そして、家具の転倒などの被害を抑え、壁紙を破れにくくするなど家族の安全はもちろん

住宅の資産価値も守ります。

接合部材、筋交いなどで建物の骨組みを強化して、建物が倒壊するのを防ぎます。
地震対策の基本となる構造です。

建物の骨組みに制震装置を設置し、地震の力を吸収させて、建物の揺れを抑えます。
上層階の揺れの軽減に効果があります。

 

建物の揺れを一般木造住宅より最大約70%低減

 

テクノストラクチャーの耐震住宅の強さを、モデルハウスプランに地震の振動を与える解析シミュレーションにより立証しています。基準法レベルの一般木造住宅と、耐震等級3のテクノストラクチャーとの比較では、大地震時(※1)の2階床の揺れは53%低減。この構造が強化されたテクノストラクチャーの耐震住宅にテクノダンパーをプラスすることでそこからさらに40%、耐震等級3と制震を合わせると最大72%の低減効果となります。(※1)

※1 解析条件 プラン(2階建) 延床面積:128.00㎡
・一般木造住宅耐震等級1相当、テクノストストラクチャーを等級3とした場合。
・入力地震波:兵庫県南部地震観測波 JMA神戸NS(数百年に一度発生する地震の大きさを想定)
・時刻歴応答解析シミュレーションによる。プラン、耐震等級、地震波など、解析条件によって異なります。

 

テクノダンパーが揺れを吸収するしくみ

 

テクノダンパーは、高層ビルで使われる「座屈拘束技術」を採用しています。
芯材の変形により、地震揺れを吸収します。

「座屈拘束技術」

テクノダンパーは、高層ビルでも使われる「座屈拘束技術」を採用。
地震の力を吸収する芯材と、座屈変形(折れ曲がること)を抑制する拘束材で構成されています。芯材は、地震の揺れを抑えます。拘束材は芯材を挟み込むことでテクノダンパーの座屈変形を抑えて、伸び縮みの変形を繰り返すことを可能にするため、何度でも制震効果を維持します。

①地震の力が建物に加わると、テクノダンパーに引張力Ⓐと圧縮力Ⓑがかかります。
②テクノダンパーの、芯材が伸縮することで、地震の揺れを吸収します。
③建物の揺れが低減されます。

 

耐震住宅テクノストラクチャーに工法に、この制震システムテクノダンパーをプラスすることで、
万が一の災害に備え、安心で快適な生活が送れそうですよね。
7月20日より公開開始となる、長岡市稲葉モデルハウスはこのテクノダンパーを搭載した
「テクノストラクチャーEX」なんです。

もっと詳しく知りたい!という方は、ぜひお気軽にお問合せください。